当院では、すでに治療したインプラント周辺の歯ぐきや骨がダメージを受けている場合の治療が可能です。
レーザーと骨再生を用いて治療をし、所要時間は周囲炎の進行状態などにより多少前後しますが、既存のインプラントや被せ物を壊さずに治すことが出来ます。
インプラント周囲炎は、痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行するところは
歯周病と似ています。
けれど、天然歯の歯周病の進行速度に比べると、進行速度が 10 ~ 20倍 と、非常に速いのが特徴です。
周囲炎が進行してしまい、歯が動き始めている場合は、治療が出来ないこともありますので、定期検診を受けて頂いたり、異変を感じたときに早めに受診くださることをおすすめします。
インプラント周囲炎の原因
インプラント周囲炎の原因として考えられるのは、まず、インプラント埋入手術前の歯周病治療がきちんと行われていない場合や、インプラント治療後の、日常のお手入れ不足により、歯周病原性細菌に感染することなどです。
また、歯ぎしりやくいしばりなど、インプラントにとって過度の負荷がかかることによって、人工歯根にも衝撃が伝わり、周囲炎を引き起こすことがあります。
インプラント周囲炎の進行
周囲炎の治療内容と費用
症状が軽い周囲炎であれば、プラークを除去(PMTC)し、新たなプラークが付かないよう、日常的に歯面清掃を徹底することで回復維持が出来ますが、症状が進んだインプラント周囲炎の治療は、外科治療が必要となります。
まずインプラント歯についたプラークをクリーニングし、周囲炎を起こしている組織を除去し、血小板や骨のもとになる成分を周辺組織に注入して骨再生をします。
手術の所要時間は、1本あたり、およそ1時間~3時間かかります。
またインプラント周囲炎の治療は自費治療となり、治療費は1本あたり約10万円~20万円程度かかりますので、
(過去の治療費事例から概算した参考価格です。周囲炎の進行状態など個人により異なります)重症化してしまう前に、定期的なメンテナンスや、早期受診をしていただく事が大切です。
万全の滅菌体制で手術
インプラント埋入と同じく、周囲炎も外科手術となりますので、手術の際の滅菌体制が非常に重要となります。
当院では個室の手術室にて、器具をすべて完全滅菌し、滅菌ガウンを着用し、手術を行います。細心の注意を払いながら、大学病院レベルの滅菌体制で手術を行っています。