ガン治療

 

血液イメージ

 

◆QOLの向上を目標とした検査と治療◆

食生活、ライフスタイルの変化に伴い癌発症の確率が急激に上昇するようになりました。
誰もが不安にさいなまれる疾病ですが、国により治療方針、内容、本人の意識が異なることはあまり知られていません。
現在の日本では癌に罹患されたら、癌治療に伴う手術・化学療法・放射線療法の主軸保険治療は高度機能病院にて最善の治療を受けることが可能です。しかし、欧米レベルの先端の検査や特殊治療(いわゆる保険外治療)となると民間のクリニックで補完治療という役割分担が日本の癌治療の特徴と言えるのではないでしょうか。当院では患者様からのご希望がある場合のみ検査・点滴療法を行っておりますがお問い合わせが増えてきましたのでホームページに記載させて頂くことに致しました。

癌に罹患された患者様でご相談が多いのが化学療法の効果と副作用、1次治療後の転移再発についてです。当院でご提供している検査、治療は具体的には以下に記載する検査と天然成分を用いた治療、オゾン療法・各種点滴療法となります。QOLの低下を防ぎ、可能な限りQOLの向上を目指した治療を必要とされる方にご提供できればと思います。

今までは癌というと遺伝子変異によって制御されない癌細胞があり、増殖転移で体内に拡散すると考えられていました。しかし研究が進み癌細胞の中にCTC(循環腫瘍細胞)とCSC(循環幹細胞あるいは癌幹細胞様細胞)が微少ながら存在することがわかっています。
これらの循環腫瘍細胞と向き合わないと腫瘍を切除しても転移や再発の可能性が残ってしまいます。
しかも転移再発後の治療は初期治療よりも困難で肉体的精神的にも多大なエネルギーを要します。上記CTC、CSCを検出するRGCC社のCTC検査では、血中の循環腫瘍細胞の数・濃度はもとより50種類の抗癌剤、44種類の分子標的薬の感受性を確認することができます。80% 以上の効果があったものを感受性があると判定しており実際の化学療法時に使用することでより効果が期待できます。

欧米の専門クリニックでは80%を超えない薬は使用を控える傾向にあります。アメリカ・ドイツからの検査委託が多くこの検査は原発巣のマーカー・遺伝子発現の測定により、再発・転移の可能性、予後の予測、術後にどれくらい治療が必要かの目安が得られます。
近年、抗癌剤治療を希望されず天然成分のみを使用する方も増えています。(もちろん併用される方も多いですが)様々な天然成分の感受性検査も同時に行われます。三重大の伊藤均先生が開発されたアガリクス(姫マツタケ)は当院でも常時取り扱う成分ですが、日本製の成分も多数この検査に使用されています。

 

 

◆当院での検査(CTC検査…CTCとCSCを調べる検査となります。)◆

検査に必要な検体は20mlの血液のみとなります

線

CTC…初期の癌細胞から遊離したもので血流に入り循環することで遠隔臓器に癌を広げる可能性があります。
CSC…幹細胞をさします。再発転移の大元となり癌の根源といわれるものです。CTCの多くがこの要素を有しています。
このCTCとCSCが血中を巡り他部位や周囲あるいは遠隔臓器に転移することで細胞増殖し完治したと思っていた病状を再発させていることが既に多数報告されています。欧米では治療の一環としてスタートして、 2021年現在で約15年、日本からの委託は9年の実績があります。(令和2年時点)

オンコカウント オンコトレース オンコノミクスプラス

 

 

◆CTC検査とは◆

 

血液検査イメージ

PET検査では原発腫瘍が4~5mm以上で検出されるのに対して、CTCは1mm程度のサイズになると検出されます。画像診断とは異なり放射線被爆によるリスクもなく、超早期発見が可能となるため年数として5年~15年早期に治療を行うことが可能と考えられています。
当院では医療従事者の患者様が早期の検査を希望される傾向にあります。知識がある方ほど、早期発見早期治療の必要性を重要視されています。
癌の手術を終えられた直後にこの検査をされた方も、残念ながら高確率でCTC・CSCが検出されます。臨床的根治とは異なると考えなければなりません。
癌細胞の性質(増殖スピード、転移、免疫回避、遺伝子変異、アポトーシス回避、血管新生、播種性等)により完全なる根治は難しいことが多いですが、癌の 再発転移の確率を減らすリスク管理とCTCの数値が上がらないようなフォローで生活の質を落とすことのない治療補助をご提供できれば幸いです。
欧米ではステージⅢ、Ⅳに抗がん剤治療、放射線治療は積極的には行わず生活の質を落とさない治療が行われています。

当院で行えるがん幹細胞(CTC)検査 は自費診療となります。

検査費用については 自費診療料金表ページ にてご確認ください。

詳細はご来院の際、またはお電話にてお問い合わせください。

 

 

◆よくあるご質問◆

 

Q1
保険適応となった癌遺伝子パネル検査とCTC検査の違いは?

回答 
大きな違いはパネルは生検(組織切除)が必要で、CTC検査 は血液20ml が検体となります。アメリカのゲノム解析が終了したのが2000 年始めでしたが、日本ではつい数年前の為、遺伝子検査や遺伝子治療という概念がまだ根付いてないと思われます。
欧米では治療の選択肢の一つに入っています。以下に違いの表を記載しました。(ホームページ等をもとに作成した為、正確さに欠けるかもしれませんので、詳細は各機関にお問い合わせ下さい。)

 

検査目的 RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
検体 RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
対象 RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
治療 RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
イメージ RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
価格 RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査
検査を受けるには RGCC社 CTC検査 癌遺伝子パネル検査

 

上記表は資料等を基に独自に記載したものです。詳細は関連機関に問い合わせて下さい。

 

 

Q2
抗癌剤・分子標的薬における効果的な薬剤がわかるか?

回答 
効くかわからない抗癌剤を使用する必要はなくなります。感受性がある薬剤のみ選択可能となります。口腔癌で頻度が高く使用されるシスプラチンを始めとする抗癌剤50 種類、分子標的薬44 種類の中でどれが有効かわかります。

 

Q3
抗癌剤治療前後の副作用を極力減らせるか?

回答
当院で以前から歯科治療時に用いている血液オゾン療法+高濃度ビタミンC 点滴は副作用の減弱に効果があり、生活の質の低下に影響を及ぼすのを極力妨げます。(昔から高濃度ビタミンC 点滴は副作用の減弱に効果があることが多数の論文で実証されています。)

 

Q4
副作用が心配で抗癌剤を絶対に使用したくないのですが?

回答
50 種類の天然成分とご自身が今現在摂取されている2 種類の天然成分のCTC CSC への感受性を効果判定できます。世界中にあるどの天然成分が高い効果があるかがわかります。50 種の内、欧米での効果判定上位で日本人にも馴染みのあるクルクミン・メラトニン・ケルセチン・ビタミンC は常に当院で販売しています。
当院で扱うサプリメントは実際の検査の際に使用されているアメリカおよびオーストラリアのメーカーの物が多数を占めます。ビタミンC のみリポ化の国産となります。(検査で使用されるビタミンC は国産ではありません。)

 

Q5
癌家系で自分も心配です。自分に今現在、癌があるのか気になる。人間ドックでのPET では問題なかったのですが。

回答
家族性で罹患の有無を気にされる方で有無のみ知っておきたいという方は非常に多いです。
CTC の数と濃度、マーカーのみ判定する検査ですと2 週間程で結果が出ます。
この検査では、体内でカプセル化されていて循環腫瘍細胞あるいは幹細胞を血中に放出していないか休眠している場合、脳腫瘍含め悪性腫瘍を検出できないことがあります。100% 正確な検査は医学的にあり得ないことを明記させて頂きます。CTC が検出されないが、癌が高確率で疑われる場合や存在が判明している場合には生検等他の検査も併せて行われることを推奨いたします。

 

Q6
放射線療法や高濃度ビタミンC 療法、温熱療法等検討しています。それらが効くかわかりますか?

回答
循環腫瘍細胞・循環幹細胞の遺伝子発現・フェノタイプ・マーカーの発現の亢進低下、有無で対処法が検討できます。
具体的には放射線療法・温熱療法(ヒートショックプロテイン等)、高濃度ビタミンC 療法(ビタミンC の感受性)等でわかるかと思います。

 

Q7
天然成分とは何ですか?近所で販売されているサプリメントとの違いは?

回答
天然の生理活性物質には直接的ないし間接的な治療効果を持つ植物からの抽出物や細胞が含まれています。
癌治療においては天然成分の大多数に未知の作用機序や作用点があることが経験則的にわかっています。抗癌剤よりも効果があるケースも多数報告があります。
天然成分に対して抗癌剤は化学合成薬(遺伝子殺傷効果)ですが本質的に作用機序が異なります。
天然成分は大きく3つのクラスに分けて数種ずつ用いることがCTC 検査・治療の権威である アメリカやドイツのドクターにより推奨されています。
 ■クラス1 細胞毒性殺傷効果成分
 ■クラス2 免疫刺激成分および免疫成分調節因子
 ■クラス3 癌増殖因子受容体の阻害を行う成分
通常のサプリメントと異なるのは第一に有効成分の精製度をはじめとした製造過程にあります。質と濃度が桁違いのことが多いです。名称は同じでも内容量とより効果発現を重視した配合バランスで多くの栄養機能療法医に支持されています。
副作用がないか極めて少ない等の諸条件をクリアしたメディカルサプリメントのみを扱うのは以上の理由です。

 

Q8
先生が癌に罹患された場合はどうされますか?

回答
2人に1人が癌に罹患すると言われる時代です。自身で食生活・生活スタイル等、自衛することが大原則ですが…今私及び家族に行っていることは、超早期発見が可能なCTC 検査で定期的にチェックすること、超早期腫瘍殺傷効果のある血液オゾン療法、高濃度ビタミンC 点滴です。試験管内と実際の体内では効果も厳密には違うでしょうが、CTC が検出されたら感受性に応じて最適とされる治療を行い、その後は定期的な検査でフォローします。普段から免疫の増強の為に天然成分の摂取もDNA-SNP(スニップ)に基づいて既に行っていますが、CTCの感受性に応じて追加で天然成分を摂取すると思います。まだ若いうちはCTCをゼロにする努力をすると思いますが、ある年齢に達したら精神的肉体的にも生活の質を落とさない治療に切り替えると思います。